1. 原産国は、製品の最終加工工程で決まる
ペットフードの原産国は、製品に実質的な変更をもたらす最終加工工程を終えた国です。その国が日本の場合に「国産」と表示できます。日本での袋詰めや包装だけでは、この最終加工工程には当たりません。
そのため、日本語のパッケージ、日本にある販売会社、国内からの発送といった情報だけで原産国を判断することはできません。購入時は、商品の説明文のほかに「原産国名」「原産国」の欄を探すことから始めましょう。
参照:資料1
2. 原材料の産地は、別の質問として確認する
「原産国はどこか」と「この肉の産地はどこか」は、尋ねている対象が違います。国産表示だけを見て、材料もすべて国産だと結び付けないことが、読み間違いを防ぐ基本です。
例えば、知りたいことが鹿肉の産地なら、「この商品の鹿肉は、どこの国・地域のものですか」と材料名を添えて確認します。複数の材料を使う商品では、一つの材料に付いた産地説明を、ほかの材料まで含む説明として受け取らないようにしましょう。
参照:資料2
3. 乾燥した場所だけでも判断しない
乾燥タイプの商品でも、どの工程が製品を特徴付けるかによって扱いが異なります。協議会の事例では、素材を製品にする乾燥工程と、完成済みの乾燥品の水分を調整する再乾燥では、原産国の考え方が異なることが示されています。
「国内で加工」とだけ紹介されているときは、どんな加工をしたのかも見てみましょう。写真に写った工房の所在地と、原産国欄を照らし合わせ、説明が足りないところを質問すると、製造の流れを理解しやすくなります。
参照:資料2
4. 地域名が何に掛かっているかを読む
商品ページに地域名が出てきたら、「材料の産地」「加工する場所」「販売会社の所在地」のどれを説明しているかを確認しましょう。読み比べる際は、この三つを別々の欄にメモする方法が役立ちます。
例えば、和歌山という地域名が紹介文にあっても、それだけで材料の捕獲地や全工程の場所まで補って読まないことがポイントです。「和歌山の事業者が販売する商品」と「和歌山県産の材料を使う商品」は、確かめる内容が異なります。これは特定の商品についての説明ではなく、地域の情報を読み分けるための例です。
5. 通販では、三つの情報をそろえて比較する
産地を基準に選ぶときは、印象的な言葉を比べる前に、同じ項目をそろえてみてください。記載が見つからない情報は、推測で埋めず「未確認」として残しておくと、問い合わせる内容が明確になります。
- 原産国欄には、どの国が記載されているか
- 知りたい原材料について、国名や地域名の説明があるか
- 国内で行う加工について、工程の説明を確認できるか